マズロー6段階欲求説を糸口に考えよう
●なぜあんなこと言ってくるんだろ?
●なんで、そこにこだわるの?
●私がこう思うのはなぜ?
↑こんな思いは人と接していたら、日常茶飯事だと思います。
理解に苦しむ人っていくらでもいますね。
自分のことすら分からなくなってきます。
保育士は子どもや保護者、職場の同僚とか、
他の職種よりも人相手がメインの仕事なのでなおさら。
経験20年の理系保育士
ジャムです。
セラピストでもある私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、
【欲求を知って人間を理解する】←今回はこれをお話していこうと思います。
さて、
と思っても、人間なので基本的にはみんな同じ。
なにか同じかというと、
- 人間としての望み
- 生きていく上での欲求
これは通常の人でも、HSPの人や障害のある方でも基本的には変わらない、人間の本質的な部分です。
そこで欲求を考えようとしたとき、マズロー6段階欲求仮説が分かりやすいので、この記事で理解の道具にしています。
- 生理的欲求
- 安全欲求
- 社会的欲求
- 承認欲求
- 自己実現欲求
- 貢献・奉仕の欲求
人によってどの要素が強い弱い、程度の差があるだけですが、
結論を言うと
ほとんど全ての人の悩みに関係してくるのが
「安全欲求」
だからこれを知ることで
●人を正しく理解でき、
●自分を見つめるときにもすんなり理解できるので、時短になって、なおかつ深いところまで理解できるようになります。
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マズロー
ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区に生まれる。彼は人間性心理学の最も重要な生みの親とされている。
これは精神病理の理解を目的とする精神分析と、人間と動物を区別しない行動主義心理学の間の、いわゆる「第三の勢力」として、心の健康についての心理学を目指すもので、人間の自己実現を研究するものである。
ウィキペディア
1.生理的欲求〜マズローの欲求段階の最下層
生物としての人間が、まず生きるために満たそうとする欲求。
本能的で、赤ちゃんを見てるとほんとにこれを体現してますよね。
狭い意味での「生きたい」といった欲求で、
特に深い説明は要らないように思えます。
食欲、睡眠、性欲が含まれてきます。
2.安全欲求〜危険を回避して安心状態を追求する
積極的な方面は
安全に暮らしたいとか、快適になりたい。
消極的な方面は
危険から逃げたい、
危ない状況になる前に備えておきたいとか。
快適性には人が関係してることもあるし、周りの環境や便利さだけが関係してるものもあります。
要は心地よい感じで生きていきたい!というもの。これも本能的ですね。
危険回避は、不快なものから遠ざかりたい欲求。
こちらも人が関係してることもあれば、環境的に「うるさい部屋から出ていきたい」「この臭いやつを遠ざけたい」普通に出てくる感情。
または漠然とした不安から逃げたいみたいのも入ってきます。
目の前にない未来をイメージして、
将来の不安に備えたり、
お金持ちになって豊かな生活をしたいとか、
将来の快適性を追求したりがこの2段目です。
3.社会的欲求〜人と比べての欲求はいろんな不具合を起こしやすい
これは一人では出てこなくて、
人との関係のなかで出てくる欲求です、
その意味で、2段目までとは違います。
①積極的(自分から行動)なものは
大事な人を守りたいとか。
②消極的(受け身)なものは、
- 愛されたい
- 大事にされたい
- ちやほやされたい
- 集団に入って安心したい。
こんな感じです。
人間関係で問題が出てくるのは3段目から、
消極的な欲求に偏ってしまうと、
「人がどう動いてくれるか?」に左右されてしまうので、不安定になってきます。
で、思い通りに人を動かそうとするあまり、変なテクニックやマウントを取ったり、束縛してしまったりと、
良くない行動に結びつきやすくなってきます。
4.承認欲求〜これを得たくて大人はみんな生きてるかもしれない
グループ内で上位に行きたいとか、すごいと思われたいとか、人に認められたいとかいう欲求。
子どもが「見て!」と言ってくるのも、多少これが入ってるかもしれない。
境界があいまいですが、だいたいは思春期以降
「自分を作り出す段階」に強くでできます。
この欲求の段階を、無理に満たそうとすると
●自分が人に勝つために他人を蹴落としたり、
●演技的にわざと注目を集めたりします。
こんな人、関わりたくないですよね。
承認欲求が満たされないか、どう満たしていいか分からないでダメな方法を取ってしまうと、
空気読めない、嫌なヤツになってしまう
けっこう厄介な欲求です。
演技性パーソナリティ障害とか、本質的には承認欲求に飢えているけど不適切な行動パターンが人格にまで染み付いてしまった感じ。
5.自己実現欲求〜目指すべき自分で満足している状態
「自分は自分らしくいたい」という欲求。
私はなんのために生きてるんだろう?
で、道が定まってなりたい自分を目指すみたいな状態。
マズローによると、これを満たせる人は少ないらしいですが、時代が違うので自己実現してる人って結構多そうですね。
自己実現欲求を満たすために
動いてるって
説もあるそうですよ
6.貢献・奉仕の欲求(自己超越)〜遥かな高み状態。ここにいると思っても承認欲求の段階にいるかもね
自己実現は自分で解決すればいい問題だけど、
ここまで来ると社会やグループに対してそれが出てきます。
- 所属している組織に対しての奉仕とか、
- 社会貢献したいとか、
個人的な見返りを求めずに欲しがる段階。
伝記に出てくるような偉人、
ガンジーとかマザー・テレサとか、
自分自身が組織とか民族そのものみたいな人までいますね。
ここまでいかなくても、誰しも持ってそうな欲求とも言えます。
ただこの6段目にいるつもりで、実は自分が安心できるためだけだった、みたいな勘違いも起こりやすい段階とも言えます。
7.欲求の出てくる順番を理解してみると、基本的には安全欲求を考えておけば良い話
生存欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求
は「欠乏欲求」と言われます。
足りないと欲しくなるもの。
足りなさすぎると渇望のあまり、なりふり構わなくなってしまう人もいます。
そうなると、「困った人」
子どもなら「問題のある子」
ここでよくある職場で満たされない欲求を考えてみると、
困った人がいて不快(快適性)
お金の悩み(危険回避)
やりたい仕事ができない!(快適性、社会的、自己実現)
普通の人はこんな感じで見てみると、安全欲求が多い気がしませんか?
それに対してなんか変わってる人は
思い通りにしたい(快適性、社会的、承認)
責任を取りたくないけど認められたい(危険回避、社会的)
↑こっちもやっぱり安全欲求。
というわけで、
基本的には安全欲求(快適性か危険回避)がいつもあって、それにプラスして社会的欲求や承認欲求なんかが出てくるイメージ。
ということで
- 怒ったり、
- 不便な手続きとか、不快なものを遠ざけて、
- 褒めたり、便利さ、整理されてる環境などを整えること
これが気持ちよく働いたり、生きていくためのコツということが分かります。
5段目と6段目は「存在欲求」と呼ばれています。
きっかけがあって目指すことになるもの。
成長欲求といってもいいでしょう。
ここを追求している人は、「いつまでも満足できない」になってしまうので、幸せになりにくいかもしれません。
「足ることを知れ」って格言が昔からあります。
「ここまでで満足しておこうかな」と思うのが個人的なオススメです。
なぜなら、学ぶのをやめたら成長は終わる気がするけど、引き続き生涯に渡って人は成長していくものだからです。
8.人間理解の本質はいろんな欲求の理解まとめ
人間を相手に毎日仕事している保育士として、人間理解のためにマズローの6段階欲求説を学ぶことで糸口を探ってきました。
マズローの6段階欲求は
いろんな欲求があったけれど、人が悩むのはだいたい
安全欲求がどこにでもついて回ってきて、それにプラスアルファで社会的欲求や承認欲求なんかがついてくる
こんなイメージでした(7章)
やりたいことをしている時は幸せで、イライラするのはどこかで満たされない欲求があるから。
それは快適じゃないのが多くの原因。
もしくは不安があってそれを回避したい。
じゃあ快適になるためには自分はどうしたらいいのかな?
- 人から愛されたいんだろうか、
- 上司から認められたいんだろうか?
よくわからない人がいたら、
この人の望みは安全欲求が満たされてないことだろうけど、それはなんでかな?
こんな感じで「目的のためにやること」を考える材料になってきますね。
ありがとうございました
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