ミーシーを悩み解決へ持ち込む方法
ミーシー感、
聞き慣れない言葉だと思います。
ではミーシー(MECE)はどうでしょう?
聞いたことありますか?
恥ずかしながら私は20年以上も保育現場で
社会人として働いていながら、
知ったのはビジネススクールで
勉強した時です。
でも一般的な企業では普通の考え方、
あなたも知らず知らず使ってるはずです。
経験20年の理系保育士ジャムです。
セラピストでもある私の視点から、論理的思考のうちの【ミーシー】の悩み場面での使い方について書いていこうと思います。
ミーシーのもとの意味をちゃんと知って、
- サービス残業や持ち帰り仕事頻発
- 時間がいくらあっても足りない
そんな状態から脱するのが
この記事のタイトル
ミーシー感を持って悩み解決をする
です。
ミーシーとは、
- もれなく
- くまなく
- ダブりなく
物事を考えようとする思考法で、
日本人の多くは問題を解決しようとした時、
この考え方をしていると言われています。
ミーシー感を持つと言うのは、
全て挙げるのではなく、
ある程度で引き上げてしまう。
そして仮説思考とのミックスで、
考えるのをやめて実行に移すこと。
もれなく全部考えてから次に進むつもりだと、
時間がいくらあっても足りない。
結果的に持ち帰り仕事やサービス残業が
はびこることになります。
なぜそんな状態なのかも、
現場の職員は気づいてない。
私のウェブサイトは
「保育士の三大お悩み解決」
悩み解決が主題です。
だからそのためのミーシー感の使い方を
分かりやすく、
使える形で書いていこうと思いますね。
1.網羅的思考、ミーシー(MECE)とは?
1-1.ミーシーを一言で
1-2.多分あなたはミーシー
2.網羅的思考のデメリットを把握
3.悩み場面でのミーシーの使い方
4.ミーシー感で悩み解決まとめ
1.網羅的思考、ミーシー(MECE)とは?
問題解決の場面で使う思考の1つとして、
よくあげられる考え方です。
1-1.ミーシーを一言で言うと要素をすべて挙げること
MECEとは、
「漏れもダブりもなく全て挙げる」
Mutually =互いに
Exclusive=重ならない
Collectively =集合的に
Exhaustive=余す所のない
の頭文字をつないだもので、MECE
ミーシー(ミッシー)と呼びます
「日本」をミーシーに分類すると
- 北海道
- 本州
- 四国
- 九州・沖縄
一方で
- 北海道
- 東北地方
- 本州
- 中部地方
- 四国
- 九州・沖縄
👆️これはダブリがあるので
ミーシーでありません。
こんな感じです。
1-2.多分あなたはミーシー
問題解決をしようとしたとき、
実はほとんどの人は
ミーシー的な考え方をします。
種目は何がいいかなあ
かけっこ
綱引き
ありそうなものを
どんどん挙げていきますよね
ずーっと考えてみて、
もうないかな・・・
そこまでやるのがミーシー
やってますよね。
2.網羅的思考のデメリットとミーシー感
ミーシーのデメリットは、
とにかく時間がかかること。
運動会の種目を出すとき、
始めこそ勢いがあって
ポンポン意見が出るけど、
最後の方は煮詰まってくる。
脳に血液を送ってるだけ。
こうなりがちなのがミーシーの
最大のデメリットです。
しかも全部出そうとしても、
後から後から漏れが出てくる。
仕事で
気づいてなかったなあ
それは想定してなかったなあ
こんな経験から、
できるようになろう!
こう考えてしまう新人は、
昔の私含めて、
きっとたくさんいます。
これ、経験と研究でしか達成できない。。
思ってもやれなくて、挫折するパターンです・・
ミーシーのデメリット
- 全部出そうとすると時間がとってもかかる
- 全部出したつもりでも漏れが出る
だから、
適当なところで打ち切る
ミーシー感がちょうどいいと思います
やめる感じ。
3.ミーシーはデメリットあるけど悩み解決場面でも有効
ミーシー的思考法はデメリットはあるんですけど、
必要な場面は多いですね。
なにが問題なんだろう?
これとこれとこれで、
多分これが全部かなあ
使わないわけない。
一番のデメリットは時間
だからさっきお話ししたように、
ミーシー感を持って途中で
打ち切るのが賢い使い方です。
悩み解決場面でミーシー感をどう使う?
今の状況はなるべく詳しく
ミーシーで分析するけど、
解決策を考えるときはミーシー感、
はじめの方にポンポン出てきたあと、
画期的な解決策なんて
そうは出てこないから、
適当なところで打ち切って、
出てきてるものから
選んでやってみる感じです。
とれが良さそうか?は
仮説思考で当たりをつけます。
【仮説思考のコツとやり方】悩みを最短で解決するための科学的思考法
4.ミーシー感を持って悩み解決のまとめ
MECEとは、
「漏れもダブりもなく全て挙げる」
Mutually =互いに
Exclusive=重ならない
Collectively =集合的に
Exhaustive=余す所のない
の頭文字をつないだもので、
MECE→ミーシー
デメリットは
もれなく考えてから実行しようとすると、
時間がとんでもなくかかること。
職種や問題の種類によっては、
細かく細かく考えてくものも多いけど、
こと心理的な悩みなどでは、
"もれなく考えてから"なんて余裕は
ないですよね。
だからミーシーではなく、
ミーシー感をお勧めしました。
悩み解決の場面だと、
今の現状を考えるときにはミーシーで、
できるだけ細かく考えていきます。
その後の解決策は
ミーシー感で、
適当に考えるのを打ち切って、
良さそうなのをやってみる感じ。
悩み解決の場面でなくても、
時間を節約して
仮説思考と組み合わせてやってみる
実行へ早めに移すことが大切です。
ありがとうございました
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