福祉マインドは自己犠牲じゃあない
福祉マインドに関係した
あなたの悩み状態は
- いつも子ども優先がつらい
- 自分を犠牲にしてまでやるもの?
- 上の人に話しても「みんなやってる。子どものため。しょうがない」答えになってない
- 福祉マインドをサービス残業に結び付けられるのに違和感
こんな子どもや人への迷惑をダシに使われるのに、疑問を持ってる感じでしょうか?
私も昔、定時でサッサと帰ろうとしたら
「みんな掃除してるでしょ、あなたもやりなさい(サービスね)」
バカな施設長に言われたことあります。
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/笑う.png)
経験20年の理系保育士
ジャムです。
セラピストでもある私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、
【福祉マインドって自己犠牲精神じゃないこと】
👆今回はこの疑問についてあなたにお話していこうと思います。
この場合問題の本質は
間違った考え
「福祉マインドとは、プライベートや自分を犠牲にする」
漠然とこう思ってる人が多いこと。
福祉マインドって言葉が都合よく使われちゃうんだけど、
人から「福祉マインドを持ちなさい」
とは言われるようなものじゃないんです。
それを踏まえた「自己犠牲精神」に振り回されないための具体的方法は
福祉マインドの要素を知る
そこには自己犠牲の要素がないことを知る
正しく仕事とマインド論を切り離す
これだけやれば自分は楽になるし、わかった上で
職場環境を自分発信で変えていけばいい。
けれど上の人が頑固で古く、一人で戦うことで変化がなくてストレスだけ高いときは転職も考える。
ほぽ解説がないだけの精神論だった「福祉マインド」を、要素分解してできるだけ分かりやすく書いているので、
短期間のうちにハッキリとし、
あなたの悩みが解決に向かうと思います。
1.福祉マインドは自己犠牲って漠然としたイメージだけが世の中にはびこってるのが問題
- 2-1.謙虚なマインド
- 2-2.共感するマインド
- 2-3.共生のマインド
- 2-4.学ぶ姿勢や聞く姿勢
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![福祉](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/06/5041884_s-150x150.jpg)
1.福祉マインドは自己犠牲って漠然としたイメージだけが世の中にはびこってるのが問題
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/142597.jpg)
だってしょうがないじゃん
他の人もやってるのよ
子どもが目の前にいるんだから、そっち優先でしょ
歯を食いしばって今を乗り越えていこう!
そんな事を言う人が、
下の人に期待してるのが福祉マインド。
本当は違うんだけど、
いつの間にかこんなイメージになってしまった。
お金は最低限しかもらってないのにコキ使われる
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/8736832.jpg)
ってね。
福祉マインドの本当の意味は
人のために働きたい!
困ってる人のために自分ができることは?
お金じゃなくて心だよ
人任せじゃなくて私がやってあげたい
人が好きだから助けたい
世の中への恩返しがしたい
自分がやりたくて人へ奉仕して、
喜んでもらえるのが嬉しいみたいな感覚。
だけど保育や福祉の仕事をしていくと、
理想と現実のギャップで、初めに書いたような間違った福祉マインドを期待され、
潰れそうな人が持つネガティブイメージになってしまう。
そして余裕のない現場で、
「子どものためでしょ」と子どもをダシに使われて、モヤモヤした状態になる。
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/怒る.png)
保育をはじめ福祉の仕事をするには、
人への奉仕的な気持ちがないとプロにはなれないと個人的には思います。
それを「意識高い自己犠牲いとわない」系に
利用されないためには、
●正しい福祉マインドの要素を知り、
●自己犠牲ではなく自分を守らないと人助けなんてできない
というマインドに変えること。
![ありがとう](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/04/4314534_s-150x150.jpg)
2.福祉マインドの要素を正しく知ってイメージを整える
福祉大学の研究でされたデータから。
福祉マインドの要素
①他者を尊重する姿勢
②人への共感
③共生の意識
④組織マネジメント
⑤課題分析や解決
⑥エコロジカル視点
この6つが挙げられていました。
後半3つは理論的なので省くとして、
前半3つについてお話していきます。
2-1.謙虚なマインド
子どものために、何かやってあげたいのが保育士。
ただ、
やってあげる = 上からのサービス提供
になってしまう。しかも保育系ってのは相手が弱い立場の子ども。
例えば赤ちゃんのオムツを替えるのに、
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/12198772-e1615595233190.jpg)
ってマインドはなかなか持たない。
初めはそんなマインドだったとしても、
繰り返すうちにどうしても
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/161313.jpg)
繰り返すうちに忘れて失ってくるのが謙虚さ。
そして人に接する上で、謙虚さを失うとけっこう危ない。
①やってあげてる
👇️
②正しいことをしてる
👇️
③文句言ってくる相手がおかしい
と思い込みの流れができるから。
そうなってくると横柄になってくる。
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/142597.jpg)
文句言わずに働きなさい
みたいな発言をするようになるわけです。
謙虚さは「横柄にならない」というだけで、自己犠牲精神じゃありません。
![寝る](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/06/man-3328779_640-150x150.jpg)
2-2.共感するマインド
福祉マインドの共感の部分、
子ども相手だと特に大切になってきます。
なぜかって、大人と子どもの感性って全然違くて、全力で拾わないと漏らしてしまうから。
子どもが悲しんでるのを見つけた。
聞いてみるとすっごく小さい、
大人からしたらどうでもいいもの。
・・・みたいな。
または保護者に接していても、自分の価値観に合わない人はいくらでも出てくる。
価値観合わないからって関わらない選択肢はないし、共感して理解しようとする態度が必要。
最終的に分からなくってもいい。
だけど謙虚さをもって受け止めることが、
福祉全般での取っ掛かりとなります。
共感で受け入れてもそんなに辛いものじゃないので、自己犠牲精神は入ってきてませんね。
2-3.共生のマインド
共生ってのは、同じ地域で一緒に接点を持ちつつ生きている感覚。
保育士として支援してるんだけど、
保育士の側も力をもらっている
みたいなお互いさま精神。
「やってあげる」ような一方的な関係じゃないってこと。
自己犠牲精神とは相反するものと言えます。
特に保育士は感情労働かつ肉体労働なので、
支援者が安定してなければ、
良い支援なんてできない。
だから共生の精神で、相手も助けるけど自分も助けてもらう感覚が大事。
自分を大切にしないとやっていけないんです。
![子どもを褒める](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/05/303186_s-150x150.jpg)
3.自己犠牲じゃないマインドと仕事を見直すこと
自己犠牲精神はどこからやってくる?
福祉マインドの3つの要素
- 他者を尊重する姿勢
- 人への共感
- 共生の意識
どこにも自己犠牲精神って入ってなかったですね。
じゃあどこから出てくるのか?
それは
●自分も頑張ってるんだから、人も頑張ってほしいって期待と、
●保育士なら頑張るべきだって視野の狭い思い込みから。
つまり、元々どこにもなかったものが、
他人から湧いて出てくるんです。
やる気のある人ほど、不真面目に見える人に反感を持つ。
例えば持ち帰り仕事、
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/12198775-e1615595212402.jpg)
趣味でやってるんだから
と言いつつ、どっかで人にも同じことを期待してる。
それに持ち帰り仕事してるなんて話を聞くと、
やってない自分が不真面目に思えてきて、
意味なく同調してしまう。
本人はボランティア精神のつもりが、
迷惑をかけてるのに狭い視野では気付けない。
人なんか気にせずに自分で頑張って満足してればいいのに、人を自分と比べて奉仕の心を期待する。
そして自分が大変な状況で頑張っていたら、人も同じような状況になるのを期待する。
つまり自己犠牲精神を期待する。
このネガティブループが自己犠牲精神の発生原因です。
![猫](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/04/4675283_s-150x150.jpg)
仕事を見直す
自己犠牲精神を期待する状態になりやすいのは、
余裕がない職場って相場が決まってますね。
だから職場の雰囲気を良くするために
仕事の見直しを第一にやることは、
- 無駄な仕事を削る
- 効率化を図る
- 仕事遂行の能力を上げる
見直して余裕が出てきたら
職員同士の信頼関係を作ることが大切になってきます。
効率化はこちら
タイムマネジメント
仕事遂行の能力を上げるにはこちら
4.園の雰囲気が悪すぎる、施設長が頑固すぎるみたいな時は転職
余裕がないくせに、
頑張るべきだという自己犠牲精神に頼って、
現状を一切変えようとしない主任や園長がのさばっている職場は、価値がありません。
私のウェブサイトは
悩みを自分の行動によって解決するがコンセプト。
人を変えることを試してみてもいいけれど、
思っているとおりに人が変わる
って期待はしないほうが良いですね。
一定期間、仲間を作って雰囲気を変える試みをしたり、できることは試す価値があります。
でも元々の雰囲気が悪すぎて、
何回話しても、理由をつけて持ち帰り仕事をする仲間。
子どものためと言いながら、やらなくても良い手の込んだ工作の下準備をサービス残業でやってる人、
それを是とする他の同僚や上の人。
そこをあなたの全エネルギーを持って
頑張れば変えられるんだ!
と没頭する形で取り組むのは、かなりリスキー。
あなたがある程度、職場で上の立場なら変えられる可能性はあります。
だけど、そもそも下の立場では、あなたの意見は尊重されにくく、徒労に終わって成果なしの可能性が高くなります。
だから入った職場が
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/161313.jpg)
みたいな施設には、のめり込まないことをオススメします。
あなたは「福祉マインド」の要素が分かったので、変に利用されることもありませんよ。
そうじゃない職場もたくさんあります。
5.保育士の福祉マインドは自己犠牲ではないことのまとめ
人から「福祉マインドを持ちなさい」みたいな自己犠牲精神を強いられてモヤモヤしていたあなたは、
全く筋違いの要求だということが分かったと思います。
本当の福祉マインドは
- 他者を尊重する姿勢
- 人への共感
- 共生の意識
どこにも自己犠牲精神が存在しなくて、
(2章)
余裕のない現場で頑張ってる保育士から出た、
他人への期待と言うことを知りました。
そこでやるべきことは
- 仕事を見直して無駄を省く
- 効率化を図る
- 仕事遂行の能力を上げる
個人で環境改善のため頑張るにはリスクもあるので、あまりに雰囲気が偏った職場にはこだわらないで転職するのがオススメ
(4章)
保育士は、自分が安定してなきゃ良い保育なんてできない。
そこを忘れないでほしいと思います。
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/笑う.png)
ありがとうございました
よければコメントなどいただけると嬉しいです👇️
文中で紹介したリンク👇️
マインドが整わない場合、
保育士に限らずいろんな仕事ができません。
それを解決する方法は
- 子ども対応
- 保護者対応
- 事務仕事のやり方
👆️こんな個別技術でなくて、
働くことそのものについての勉強が
必要になります。
保育学校では必要なのに教えてくれませんし、
必要だとも言ってくれないでしょう。
保育学校どころか、大学でも教えてくれません。
なぜなら学校の講師だと
栄養学とか個別知識は知っていても、
働くことそのものについての勉強の有効性を
分かってる人の方が珍しいからです。
個別技術はいくらでも教えるのに、
OJTは現場で長く働いて経験を積め
的な考え方が主流という理由も。
私も悩みながらも何したらいいか分からず、
20年の経験を積んで、
最後の方にマシになった程度。
そんな時間は普通かけれられませんよね。
でも経験値だけに頼るとこうなります。
![猫](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/04/4675283_s-150x150.jpg)
経験値以外には勉強すればいい
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/8736832.jpg)
その答えがビジネスの勉強することです。
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/8736832.jpg)
突拍子もないわ・・
と思うのは普通の反応です。
私も勉強してみるまでは
子どもの心理とか勉強した方がいいと、
考えてたので分かります。
しかも勉強といっても通学の学校では、
実践やマインドというよりも
知識としての学問を学ぶ感じだから、
ビジネスの大学院MBAでも役に立ちません。
現役の経営者がちゃんと教えてくれる
学校でないと意味がないのです。
なぜならビジネスの最高峰の状態は
雇われるのではなく自分で起業をすること。
そこを学ばないと結局お話だけの、
仕事で使えない栄養学みたい知識が増えるだけ。
マインドが整わないから。
反対にビジネスの最高の状態を学ぶと、
それ以下のあらゆる事が分かるように。
だから起業を教えてくれる学校での勉強が
とても有効になってきます。
保育学校や大学で教えてくれないのは、
起業の勉強したことある人なんていなくて、
分からないから。
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/通常-3.png)
学び終わって
実感として分かりました
起業を教えてくれる所といっても
- 「ブログで稼ぐとか」
- 「店を経営する」
みたいな個別技術は役に立ちません。
![](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/8736832.jpg)
どこで学べばいいのかは、
私が受けた所を紹介しておきます👇️
オンラインで起業を教えてくれる
ちゃんとしたスクールです。
きっかけは現場20年の末に、
ネットサーフィンで見つけて
たまたまクリックしただけ(笑)ですが、
本当に良かったと思っています。
⚫️必要なマインドが整います。
⚫️あらゆる仕事に共通する基礎が分かります。
⚫️独立できる知識までついてくる。
スクールを直で覗いてみたい場合はこちら、
![セミナー](https://hoiku-pub.jp/wp-content/uploads/2021/03/seminar_pic_sozai_bnr_600_300_02.png)
詳しく知りたいかたは私のレビュー記事をどうぞ。