保育士の転職方法は知り合い・ハロワ・転職サイト・直接応募や公務員
転職を考えてるけど、どうしたらいいのかな?
- 前は学校で紹介してくれたから分からない
- 求人って言ったらハローワークかな?
- 自分で探して失敗したら嫌だな
こんな不安や悩みを解決できればと思い、この記事を書いています。
2分くらい読むだけで、転職方法がいくつかあって、それぞれのメリットデメリットがだいたい分かります。
知っていれば、どれがいいのか判断できるでしょう。
経験20年の理系保育士
ジャムです。
初任で失敗して〜の、転職経験者の私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、
【保育士の転職方法】
👆今回はこれについて、あなたにお話していこうと思います。
個人的な結論は、タイトル通り
ハローワークと併用しつつ転職エージェントをメインで使うのが最適。
保育士が転職したい場合、ハローワークだけで済まそうとするのはとても危険なので、転職サイトを使うのがオススメです。
転職サイトは無料で利用できるので、同じタダでも求人案件の説明や相談も最小限、ブラック施設も結構混ざってて現地に行かないと紹介してくれないハローワークだけで済ます意味がありません。
ただハローワークの持っている求人案件は最大なので、そこを参考にする意味で併用を推奨するだけ。
では詳しく書いていきますね。
私が実際に登録してエージェントと話してみた感想などを、キャリア20年の目からレビューを書いている転職サイトだけを紹介します。
転職サイトが自分で書いてるそのままを転載したばかりの「保育士の転職サイトランキング」のようなものてはありません。
※大手でも私が登録してないものは様子が分からないので書いてないのと、オススメできないサイトも省いてあります。
参考にしてくださいね(^^)
サクシード系の転職エージェント
(※どこに登録しても扱っている案件は同じ)
公開求人を検索して探せるタイプ
派遣登録のエージェントと検索の中間タイプ
保育士さんの復職・キャリアアップをサポート!【ずっと保育士】運営会社をかぶらせず、ハロワ含めて2〜3登録がオススメの理由を書いた記事↓
エージェントを介さずに検索して直接応募する場合、自力でブラック園を見極めるための記事↓
ジャム的オススメ転職サイト↓
1.保育士の転職方法のメリット・デメリット一覧
今や転職希望者は、どれを使っても全て無料です。
ハローワーク(自力応募)
メリット | ・案件数が最大 |
デメリット | ・施設見極めが自力 ・ブラックも混じる ・行かないと紹介されない ・相談最小限 |
転職エージェント
メリット | ・様々な手間を省ける ・転職のプロ視点 ・ホワイト企業多い |
デメリット | ・何個も登録すると、 やり取りが手間になる |
学校つてや知り合い
メリット | 入りやすい |
デメリット | ・施設見極めは自力 ・辞めにくい ・下手なコネは当たりが強い |
派遣保育士
メリット | ・短期で立ち回れる ・給料がパートより良い |
デメリット | ・有期で必ず異動必要 |
公務員試験からの採用
メリット | ・安定感がある |
デメリット | ・試験突破必要で倍率も高い ・法で強力に守られる ・異動が必ずある |
2.ハローワーク掲載案件や広告を見ての直接応募は保育士の転職方法として主流
ハローワークのメリットは案件が膨大なこと。
デメリットは自力で施設を見極める必要があること。
求職と言うと、昔からハローワークを思い浮かべる人がたくさんいます。
現にハローワークではたくさんの求人を扱っていて、保育園などの子ども施設では必ずと言ってよいほど募集をかけています。
なぜなら、求人情報誌に募集の広告を出すのは有料だけど、ハローワークだけは無料だから。
失業保険の申請や手続きもハローワークでやるのと、求職活動をしていないと失業保険がもらえないので、転職するなら一応登録だけでもしておくのがセオリーです。
ただハローワークで求職する時の注意は、「無料だから良さげな条件で載せておけ」的な施設も混ざっているところ。
そして求人票にはこんな感じの、当たり障りのない情報しか載っていません。
ハローワークの担当者は一応窓口にいて対応してくれるのですが、ずっとハローワーク内にいて施設に行ったこともない方ばかり。
扱っている案件が膨大なので仕方ないところですが。
と伝えると、担当者は施設に電話をかけて面接などの設定をしてくれるまではやってくれます。
ただしここまで。
後は見学なり、口コミサイトを見るなりして、自力で見極める必要があります。
ハローワークインターネットサービスで見ることはできますが、応募するにはハローワークに行かないとだめなのも面倒です。
(求人している施設名が分かるので、自分で調べて連絡取るのもアリ)
ハローワークインターネットサービス
ところで通常の情報誌に求人広告を掲載するには、3万円〜の掲載料が必要です。
なので一般情報誌に求人が載っているだけで、その園については少しだけ評価が高まります。
なぜなら、求人にお金をかける財力と、お金を払ってでも人を雇いたいという姿勢があるためです。
広告を出したからと言って人が来るとは限りませんが、お金を出してまで来てもらった人を、普通は無下には扱いませんよね。
そこにきての無料のハローワーク、タダだから扱いは雑でいいわ的な施設も少ないですが混ざっています。
人材不足な現状すら分かっておらず、常に離職率が高くて余裕のない、休憩すらまともに取らせない施設、残念ながら世の中には存在しているようです。
私が以前ツイッターで取った、保育士の休憩時間アンケート
またタダだからということで、離職率が高いので掲載しっぱなしの施設や、採用するつもりがないのに掲載してる施設(カラ求人)までもあるようです。
内定したあと、ハローワークで見た求人票の条件と異なる条件で雇用契約を結ぶよう言われた場合には、最寄りのハローワークか「ハローワーク求人ホットライン」に通報。
●ハローワーク求人ホットライン
電話番号:03-6858-8609
受付時間:毎日8時30分~17時15分(年末年始を除く
もちろん求人数が多いので優良法人も多いのですが、注意も必要という話です。
私はハローワーク経由で勤めた先が、とんでもないダメ施設だった経験があります。
3.転職サイト登録からのエージェント利用が保育士の転職方法の主流になりつつある
転職エージェントのメリットは余計な手間を大幅に減らせることで、転職に伴うリスクを直接応募より大幅に減らせます。
デメリットはたくさん登録すると、やり取りが面倒に感じることもあるのと、担当のスキルや相性があること。
保育士の転職サイトは探せばたくさん出てきます。
転職サイトには、
①転職エージェントあり
②エージェントなし
の2種類があります。
施設が「正社員募集」みたいに広告を出して、見た人が直接応募するのが「エージェントなし」
相談に乗ってくれる人が仲介してくれるのが「転職エージェントあり」
職を探している人はどちらも無料で利用でき、転職サイトへお金を払っているのは人材を探している保育園などの施設です。
ハローワークは担当がいますが相談にならないので、「エージェントなし」に含まれます。
特に現施設に不満があって転職する場合、再度変な施設に出会う可能性が高くなるので、自力だけに頼らないのが無難です。
ハローワーク経由で未経験OKで喜んで応募したら、
研修なし、職員使い捨て
とんでもない施設でした
今は広告が園から出てるのを見るのではなく、転職エージェントという人が仲介して、あなたの条件に合った転職先を紹介してくれるものが主流です。
というか、ほとんど「エージェントあり」の形式。
仕事を探している人なら誰でも、昔は有料でしたが今は無料で利用できます。
例えばこんなの。はじめに資格などを入力して、最後に連絡先入力で登録の形。
【保育士の転職】Hoikuroo Job/園と直接つながれる- 転職サイト登録
- 電話やメールが来て希望を話す
- (だいたいのサイトで登録時に簡単な希望調査があります)
- 担当がついてやり取り
- あった園をいくつか提示してくれる
- 希望により見学や面接日程をエージェントが調整してくれる
- 給与交渉や、書類の添削までやってくれる人もいます
- 園に面接に行く
↑転職者は、なんと全部無料なんですね。
無料の理由が、人を募集している園がエージェントに成果報酬を払うから。
採用されたなら、その人の年収の3分の1が相場でエージェントに支払われます。
頑張ってくれますよね。
半年以内に採用した人が辞めてしまったら、転職エージェントは園に返金する決まりもあるので、適当に紹介してくることも少なくなります。
園としても、高いお金を払って雇った人を無下にしないでしょう。
結果的に休憩すら取れないような、ブラック園を避けることができます。
また転職エージェントが紹介してくれるのは、サイトに登録して紹介してもらえないと、どの施設なのか分からない「非公開求人」と呼ばれています。
直接応募されたら転職エージェントの収入にはならないというのもありますが、
施設としてもエージェントの目を通過した見込みのある人だけに来てもらって、面接などの手間を省くことも目的。
これは人材難で人が来ない時代ですが、高いお金を払ってでも転職エージェントを利用する、施設側のメリットでもあります。
エージェントは人なので相性もありますが、仕事としてやってくれるので信頼できる人が多いのと、担当変更も可能です。
この転職エージェントに3つ登録するのか最適ですが、理由はこちらの記事でお話しています。
またキャリア相談などの形で、転職にはっきりした意志がなくても利用OKです。
将来のお客さんを相手にしていると思い、丁寧に対応してくれますよ。
昔は「仕事をやめてから転職先を探す」形が主でした。転職活動が基本的に、直接応募で自分で申し込まないといけなくて、仕事しながらだと大変だったからです。
今は転職エージェントが面倒事は全てやってくれる時代。
サイト登録時にやり取りはありますが、絶対に失敗したくない転職のリスクを減らすと思えば、たいした手間ではありません。
4.学校や実習先、知り合いのつてやコネも転職方法として有効
今でも多いのが学校や実習先、知り合いのつてによる就職です。
転職というよりは、初任でこの形が多いと思います。
でも実は転職にも使えて、卒業した学校はだいたい卒業生OBのサポートもやってくれるので、頼れるものは頼っていいでしょう。
保育の専門学校だと「就職率○%」というのも、よく売りにしています。
学校を通すということで、園側のハードルも少しだけ下がりますね。
また学校への求人依頼は基本的にタダなので、その学校に関係あるほとんどの園が依頼しているはず。
無料でもハローワークとは違って、学校はどの園が「離職率が高くて卒業生からの評判が良くないなど」の情報も持っています。
実習先との忖度もあるのでそこは注意ですが、聞けば厳しい、厳しくない程度は教えてくれると思います。
似たところでは知り合いつてからの就職ですが、こちらもアリです。
コネというとネガティブなイメージかもしれませんが、実習先で人柄が知れて、卒業後に優先して採用してくれるのと似たようなものですね。
点数がつく筆記試験を突破し面接段階に入ったら、どこの馬の骨をイチから面談して見極めるより、知ってる無難な人を採用してくれやすいのは普通のこと。
一方でコネがダメなパターンは、他の希望者もいるのにコネだけで試験もなしに入るような場合。
学校だったら裏口入学っぽい感じ。
そんな形で採用されると、紹介してくれた人を考えて辞めにくいなどのしがらみも出てきます。
働いたあとに、明らかに優遇されるとかだと同僚からの印象もよくないでしょう。
でも学校入学とは違って、ひいきとかその辺だけ気をつけていれば働いた後にどう頑張るかは自分次第なので、入り口としてはOKだと個人的には思います。
5.派遣会社に登録する、公務員試験などもあり
派遣保育士
派遣保育士のメリットは、給与が高めで正規と比べての面倒な縛りが少ないこと。
デメリットとしては、派遣された先がいくら気に入っても3年でおしまいとか、契約期間で切られてしまうとかの不安定感があるところ。
しかし実際には、派遣保育士という選択肢も最近は増えています。
派遣のシステムは、派遣会社に登録するとその会社が持っている案件がたくさん見られます。
その中から気に入ったものに応募し、面談などして相手の施設にOKもらえたら派遣されるという形。
雇い主は派遣会社です。
派遣形式だと時給での給料計算が多く、雇用主が園ではなく派遣会社なので未払い残業代などは少なくなります。
ブラック園あるあるの、休日のボランティア出勤や持ち帰り仕事もないので、人間関係で悩むことも少なくなります。
また時給といっても、普通のパート保育士より高いのが普通。
契約期間があるので、ライフイベントの変化がありそうなどで、同じところで何年も働くことがイメージ出来ない場合に取れる形と言えます。
派遣保育士のデメリットは、園としては本人と派遣会社への支払いが二重にあってコストがかさむので敬遠されがちということ。
通常の正規職員を雇えるアテができると、契約更新されないことも珍しくありません。
有期契約なので、担任持ちなどの責任ある立場の仕事を任せてもらいにくい、なども仕方ないところ。
私の働いていたところでは、どうしても人が来ないときに人件費と相談して派遣保育士を仕方なくお願いしてました。
また園としては育てても、決まった期間でいなくなるのが始めから確定していて育て甲斐がないので、即戦力のみ求められます。
派遣3年ルールがあるので、どんなに気に入っても同じ園には3年までしかいられません。
派遣から正規登用の道もありますが、施設によるでしょう。
また職場への不満を直接ではなく、目の前に園長がいるのに派遣会社経由で伝えないといけないなどのデメリットも施設によっては出てきます。
こんな感じでメリット・デメリット双方ある派遣保育士は、ブランクがあるけど実力もそこそこある。けれど正規では今は考えられないような人の取れる選択肢です。
公務員試験
公務員試験は採用されたら安定感はありますね。
給与も高めで、残業代も出る。
法的にも強力に守られているので、個人の責任を問われるのは余程のことを意思を持ってしなければほとんどないと思います。
デメリットは応募年齢の制限と、倍率の高い中を突破して採用されなくちゃいけないのが一番の問題です。
希望するなら若いうちに挑戦するのがオススメ。
また公務員は、異動が必ず定期的にあります。
異動しやすいのは、人間関係で悩むことが多い保育現場ではメリットかもしれません。
反対にどんなに気に入って希望を出しても、留まれないのはデメリット。
保育園でなく児童館などへの命令が出るのも考えられます。
公務員試験から
公立園に就職していきました。
6.保育士の転職方法オススメはハローワーク併用しつつ転職エージェント。その理由とは
いくつかの転職方法を書いてきましたが、私ジャムの一番のオススメは、
ハローワークや保育Fineなどの自力型で探しつつ、転職エージェント利用。
理由は
①転職には良質の情報が必要なこと
②転職になれてる人に聞くのが早いこと
③自力だと失敗パターンを繰り返しがちだから
①転職には情報が必要なこと
オススメな転職エージェントですが、やはり国のやっているハローワークが持っている求人案件としては最大数。
資金的余裕がなくて広告やエージェント利用できない、けれど良い施設、はたくさんあります。
なのでエージェントが紹介してくれるものだけで済ませてしまうのは惜しい気がします。
今はネット上の口コミも多いので、ハローワークで気になる園を探して、信頼できそうな口コミを見る。
それを元に転職エージェントに聞いてみる、というのも使える選択肢。
いつの時代も、どんなことでも情報が命。
忙しいからと言って失敗できない転職の幅を狭めるのは、やめたほうが身のためです。
「会社名 保育 口コミ」
などで探せます
②情報は人に聞くのが早いこと
ハローワークは案件が多いけれど、やはり自力。
見極める目がないと見学に行って「良さそう」と雰囲気で選んだけどとんでもない!というのがザラにあります。
転職なんて人生で何度もやることじゃないので、やっぱりプロに任せるのが一番だと思います。
エージェントは仕事としてやっていて、適当な仕事をしてたら稼ぐこともできないので真面目に頑張ってくれます。
だからこそ信用できると思います。
ただ担当者の相性やスキル、転職サイト自体との相性や情報量などもあり1か所だけの登録は危険。
なので3つ登録もオススメしています。
③自力だと失敗パターンを繰り返しがちだから
自力だと一番の危険は
今の職場に不満を持って転職を決めたけど、また似たような不満状態になりやすい。ということ。
なぜなら人間は行動や思考の決まったパターンを持っていて、どうしても繰り返してしまうからです。
怪しいかな〜、まっいいか。が命取りになるということで、不満を持ってやめた職場に入ったときの状況と似ているかもしれません。
↑のようなポイントを知ることや、自分を深く見つめることでパターン化をある程度は鍛えられますが、時間もかかります。
独りよがりになり、思い込みの心理にも気づかないうちに囚われてしまうからです。
だからこそ他人の目を入れることが大切になってきます。
【自分を見つめるための質問と言葉】であらゆる悩みを解決する準備を
7.保育士の転職方法まとめ
転職方法をいくつか紹介してきました。
おそらく一般的にはこれくらいでしょう。
- ハローワークなどで自力
- 転職エージェント利用
- 公務員試験
- 派遣保育士
- 学校や知り合い
どれもメリットデメリットありますが、個人的なオススメは
転職エージェントを利用しつつ、余裕があればハローワーク情報を参考にする
エージェントは転職がおぼろげでも、キャリア相談などにも使えるので利用してみてくださいね。
ありがとうございました
よければコメントなどいただけると嬉しいです👇️
文中で紹介したリンク👇️
転職・退職・起業に関するカテゴリ記事はこちらで一覧