パート保育士なのに求められてること多くて大変じゃない?
この記事を見つけて読もうとしているあなたの状態は
・パート保育士なのに仕事が多くて大変、これって普通?
・常勤とパートってどう違うの?
・パート保育士の本来の仕事ってなにかな。
こんな感じでしょうか?
経験20年の理系保育士
ジャムです。
セラピストでもある私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、
【パート保育士なのに、メリットが潰された大変な現場は危険】
👆今回はこれについて、あなたにお話していこうと思います。
パート保育士は世の中にたくさんいます。
パート保育士として相応の仕事を任されている場合がほとんどですが、中には常勤と変わらない仕事をやってる方もいるようです。
みんなやってるから普通じゃなく、異常なことなんです。
この記事の結論は、
本来のパート保育士の仕事以上を求められる保育現場は、都合よく使われているだけ。
だからその状況を望まないなら、ふさわしい施設に転職するのがよい。
なにせ有資格者で、時間の融通を効かせて働いてくれるパート保育士は貴重かつ希少なので、どんな保育園でも欲しい人材。
そんな人が自分の価値もわからず、良いように扱われるのはダメだと思いますね。
とるべき行動をキャリア20年以上の視点から理由付きでコツも書いているので、方針がハッキリとし、あなたの悩みが解決に向かうと思います。
保育関連の用語解説記事はこちら↓
【保育施設の運営法人の違い】社会福祉法人や株式会社など違い比較
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【正規保育士、非常勤、契約、派遣保育士】勤務形態による様々な違いを解説
1.パート保育士は常勤ではないので、クラス主担当や保護者対応など責任が重い大変な仕事は無いはず
パート保育士はあくまでもパートタイムの非常勤であり、保育士資格があったとしても「アルバイト」と言ってよい位置付けです。
人によっては
パート保育士だけど何でもやりたいし責任も負いたい。
子どもや家庭の情報も、常勤と同じように全部知らせてほしい
↑こんな方もいますが、そのような働き方をしたいならフルタイムの常勤か契約社員としての雇用を目指すべきだと思います。
大変だというパート保育士のよくある疑問が、ネット上には良く転がっています。
例えば・・
パートの私。 担当 制で正職員の先生は5人担当、臨時職員の先生は6人担当、私の担当は6人、毎日個人記録を書いています。
その他、月の指導計画は三ヶ月に一回まわってきて、主の保育、 誕生日会や避難訓練、行事担当、ピアノ、トイレ掃除、絵本係り、掲示係り。。
あと、保育参観の指導計画、日案、主もやらされました。。
ヤフー知恵袋
次の章でパート保育士の多くのメリットを挙げていますが、メリット1つでも失われるのはパート保育士ではないと個人的には思います。
減給した給料でも働いてくれて、いつでも契約期間で解除できる便利な正規職員!
要はパートらしからぬ大変な仕事を任せられ、都合よく使われているということです。
ですが保育業界を見渡してみると、パートとして過大な責任や仕事を求められている方は、実際に少なくないかなという印象を受けます。
裏付けになりそうな、厚生労働省がまとめた有名な資料があるので見てみると
データ自体は2015年と少し古いですが、
非正規割合が0というのは全体の13%、つまり1/8程度。
全体職員の半数がパートや非常勤保育士、というのがデータで出ています。
保育士等に関する関係資料より 厚生労働省
また同じ資料の「職場改善希望」のデータを見てみても、
人員の増員やシフト改善など、どのポジションでも感じそうな要望が多い一方で、
責任範囲の縮小とかも1/8程度の方が答えているようです。
正規職員は多分「もっと責任を減らしてほしい」なんてことは言わない(責任の重さを承知して働いている)と思うので、多くはパート保育士さんの意見かなと推察されます。
2.パート保育士のメリットとデメリットから、本来求められてる仕事と役割を考える
パート保育士のメリットは
- 時間の融通がきく
- 責任が正規ほどではない
- 仕事量も少なめ
- 残業もほとんどない時間通り
- 比較的休みやすい
- 基本的に異動もない
- 辞めてもパート転職に響かない
仕事内容も
- 掃除や片付けなどの雑務
- 発達に課題のある子どもの加配
- あっても何人かいる副担任の1人とかフリーとか
ある一部分、例えば掃除に関しては全て任せられるくらいは有り得ますが、その程度が普通。
メリットと引き換えにしているものは
●全体の給料が正規よりは安い
●契約期間があって安定しない
待遇面を犠牲にしているというわけですね。
時間は変わらないけれど責任や仕事量などを考えて常勤よりもパート待遇を選ぶ、「フルタイムのパート保育士」という方もいるくらい。、
働き方を自分で選ぶ時代なので、何をとって何をとらないか、といった選択をした結果のパート保育士という働き方なわけです。
それを考えると
☑ 担任を任される
☑ 仕事量が多くて持ち帰り仕事まである
☑ 記録も書くし、指導案も作る
☑ 大変な行事も担当するし休みもろくにない
こんなのはパート保育士のメリットが失われた状態です。
・有資格のパート保育士
・資格要件なしの保育補助
では仕事内容がまた違いますが、基本的には享受すべきメリットは同じです。
パート保育士らしからぬ責任を求められるというのは、人件費を削りたいブラック園に都合よく使われている可能性が高くなります。
保育士の保育園【最重要見学ポイント】ブラック園を避け自分に合った施設を
3.同一労働同一賃金だから時短にしますというのは、とってもおかしな話
同じ仕事をしているけれど給料が正規よりも安いというのは、同一労働同一賃金の原則があるので問題があります。
そこでこんな話を聞きました。
パートは全員8時間勤務から6時間勤務にすると通達がありました。
同一労働同一賃金の観点から、パートを正規と同じ8時間勤務で働かせることはできないから、とのことでした。
ジャムの公式ラインに来たメッセージより抜粋
↑これはパート保育士だけど、常勤と同じ仕事(同一労働)をしているということですね。
短時間の働き方を望むなら、時短になるのは願ったり叶ったりかもしれませんが、フルタイムのパートをやりたい方には悲報。
パート保育士がフルタイムだとしても、同一労働と見なされてしまうほど常勤と同じ仕事をしているという時点で、おかしな話です。
時給換算は同じにして、時短にしてみかけの給料総額だけに常勤とパートの差をつけるだけ、だから。
同一労働同一賃金とは
待遇の違いが働き方や役割に応じたものと説明できるか検証します【図-3】
「パートタイム・有期雇用労働法」より
責任が正規より重くないというのもメリットで、よほど違法行為をしたとかじゃない限りパート職員に全責任が降りかかることはまずありません。
責任を取って退職なども普通はないこと。
※子どもを預かる責任の大小ではなくて、何かあったときに施設としての責任に近いかどうか
なので常勤に比べて責任が薄い分、時給換算での給料が低いのは当たり前。
ですが同一労働同一賃金の原則をパート保育士に適用しようとするのが、そもそもパート保育士の担うべきじゃない仕事を期待していると言っているのと同じ。
4.パート保育士は超貴重な人材だけど、重宝され方がおかしいなら別の職場があなたを待っています
パート職員はとてつもない需要なので募集かけても集まらない、有資格保育士パートなんてどの園でもほしい存在です。
私の働いていた保育施設では、待遇面が業界水準以上だったけれど募集しても人が来ない。
しょうがないから
と思いながら採用したら、言われたことすらその通りにできない人だった、なんてザラにありました。
そこに来て有資格者のパートさんなんて、貴重すぎる人材。
他施設での経験があるなんて、言うことなし。
そんな貴重なあなたが、自分の価値を知らずにブラック保育園で都合よく使われて、時にパート保育士らしからぬ重圧に押しつぶされそうになるなんて。。
私には耐えられません。
そう、重宝され方がおかしい現場には見切りをつけた方がよいと思います。
まあ園長に個人的な恩があるとか、納得してれば良いと思いますけどね。
ハローワークで探すといろんな施設が玉石混合で、どこがよくてどこが怪しいとか分かりません。
だからパート保育士でも、転職エージェントを利用するとよいと思います。
パートから一段上がって派遣保育士という働き方も、現在では主流。
私が試しに登録してみて問題なかった転職エージェントをいくつか紹介しておきますね。
私が実際に登録してエージェントと話してみた感想などを、キャリア20年の目からレビューを書いている転職サイトだけを紹介します。
転職サイトが自分で書いてるそのままを転載したばかりの「保育士の転職サイトランキング」のようなものてはありません。
※大手でも私が登録してないものは様子が分からないので書いてないのと、オススメできないサイトも省いてあります。
参考にしてくださいね(^^)
サクシード系の転職エージェント
(※どこに登録しても扱っている案件は同じ)
公開求人を検索して探せるタイプ
派遣登録のエージェントと検索の中間タイプ
保育士さんの復職・キャリアアップをサポート!【ずっと保育士】運営会社をかぶらせず、ハロワ含めて2〜3登録がオススメの理由を書いた記事↓
エージェントを介さずに検索して直接応募する場合、自力でブラック園を見極めるための記事↓
ジャム的オススメ転職サイト↓
5.パート保育士なのに責任や仕事が大きすぎる時の悩み解決まとめ
パート保育士は常勤ではないので、クラス主担当や保護者対応など責任が重い大変な仕事は、本来は回ってきません。
担任を任されたり、常勤がやるような書類作成、行事担当などをやっているパートさんは、仕事を任せられすぎ。
あなたが責任感をもってやっているなら尚更、そういった好意を低い待遇で都合よく利用されていることになります。
(1章)
どんな仕事を任せられていたら、一般的なパート保育士の仕事を超えているか
パート保育士のメリット
- 時間の融通がきく
- 責任が正規ほどではない
- 仕事量も少なめ
- 残業もほとんどない時間通り
- 比較的休みやすい
- 基本的に異動もない
- 辞めてもパート転職に響かない
これらが一つでも失われているなら、怪しいということ。
(2章)
常勤と同じ仕事ではないので、同一労働同一賃金という話を持ち出されることも怪しい雰囲気があります。
(3章)
本来求められるべきでない責任を求められるというのは、ブラック施設の可能性が高いでしょう。
一方でパート保育士は超貴重な人材です。
貴重な人材が不当に扱ってくる現場にしがみついている必要はどう考えてもありません。
はやいとこ、適正に働ける場所に転職するのが個人的には良いと思います。
ありがとうございました
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保育士の悩みはだいたい、
- 人間関係
- 収入面
- 待遇や将来性
↑これらを解決するには転職か、スキルアップ。
働く施設を変えたい場合、保育業界では転職は普通のことです。私がいくつかの転職エージェントに登録して、キャリア20年の目からみた感想なども書いています。
スキルアップに関して、保育士同僚の誰も持っていないけど、とても役立つ経営の知識から、社会人なら誰でも必要な仕事そのもののスキル。
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