意外に少なくない保育士の逆パワハラ
あなたの状態は
・下の保育士に指導しても無意味に反発されてるように感じる
・指示がいき届かない
・無視されてる気がする
・逆パワハラ?初めて聞いた。
こんな感じでしょうか?
私も上司と自分2人に近い職場で、
感情をもとに動いてしまう先輩上司を敬えず、
けっこう反発してました。
理不尽な要求もあったのでどっちもどっちだけど、正常な指令も通りにくくなってたので反省してます。
また私がリーダーなりたての頃にも
よく下から反発されてたのでよく分かります。
経験20年の理系保育士ジャムです。
セラピストでもある私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、
【保育現場の逆パワハラ】←今回はこれを解決していこうと思います。
逆パワハラが起きる問題の本質は
上司と部下の、立場や経験値の違いによる価値観のズレ
その要素は
- 経験不足だけど知識だけある部下
- 気の強い弱いなどの性格的な部分
- 組織としての逆パワハラの認識の程度
それを踏まえた具体的な解決へ向かう方法は
逆パワハラをしてくる下の保育士へは
感情で対抗しないのをベースとしつつ
①適切な相手に相談して、内部に味方を確保する
②ちゃんとした研修をして意識を変える
③ツールを使い必要な指導をしていく
④可能なら和解を目指す。
↑この順番です。
それでもだめだった場合は、
逆パワハラするような不良社員はクビにしてお別れする方向で動いていきます。
逆パワハラについてよく分からない場合は1章から、すぐにでも解決方法を知りたいなら2章からどうぞ
離脱リンク
1.逆パワハラほ保育現場でも珍しくないかも。どんな感じ?原因は何?
逆パワハラってのは、
部下から上司へのパワハラ。
普通パワハラと言うと、
高圧的な園長や主任が新人とか弱い立場の人を、
理不尽に思える言動で追い詰めるイメージですね。
逆パワハラは部下から上司への理不尽な対応です。
あるんですね、これが。しかも保育現場でも少なくない。
通常の業務範囲なのに仕事を頼むと
ちょっと指導すると
とパワハラ冤罪
従えません
上司を無能扱い。
- 果ては必要な報告をしない、
- わざと電話も取り次がない
- 無視などの業務に差し障る態度をとったり
- 影で悪口や批判、
- ネット上で自分の被害をアピール。
↑こんな感じの人もいます。
まあ園長とか上の立場の人に100%非がないか?と言われたら
- 人間だから伝わりにくい言葉使ったり、
- イライラしながら伝えてしまって怖がらせちゃった
- 上司と言っても経験値が十分なわけでもない
0じゃないと思う。
それにしたって下の保育士の人も、
その態度はないんじゃない?っての。
度が過ぎてるのが逆パワハラ
上司を人として嫌いになるのも相性があるから仕方ない。
でも仕事としての責任を上司が果たせなくなるような態度
●正当な指示にも従わない
●同僚と共謀してわざと困らせる態度を取る
●パワハラを受けてるみたいな感じで訴えることを示唆して、
上司の立場を悪くすることをほのめかす。
こんなんは部下の方が悪いことになります。
あなたは見たことありませんか??
というか、私もよく
逆らってたので反省してます。。
上司は同僚に同じ立場の人や、
更に上の相談できる相手も少ないから、
基本的に孤独な立場。
責任も取らなきゃいけない。
そこで部下がついてこないとか、
理不尽なよく分からない感じで反発されると、
けっこうダメージがあります。
経験で多少カバーできても、
もともとの性格もあるから、
強気な一般保育士には言えない場合も。
逆パワハラは法的にも最近明記されてきてて、
2020年の6月1日から施行された改正労働施策総合推進法で規定する「優越的な関係を背景とした“言動”」に含まれると明記されています。
・同僚又は部下による言動で、当該言動を行う者が業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、当該者の協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるもの。
・同僚又は部下からの集団による行為で、これに抵抗又は拒絶することが困難であるもの。
厚生労働省
労働法規は雇われてる人を守る意味合いが強いので、部下が優越的な立場になるケースも多いんですね。数も多い。
「パワハラだと騒がれないように必要以上に気を遣う上司」と「労働者の権利を過剰に主張・悪用する部下」
人間関係なので、特に少数でやってる現場だと固定もされやすい。
逆に人数が多けりゃ多いで派閥とかできやすいから、影響力のある一般保育士が強気だと
集団での逆パワハラにもなりかねない。
どっちもどっちですね。
こんなのが逆パワハラで、保育現場にありがちな状態。
2.逆パワハラ問題の本質は価値観の相違+能力的な部分だけど、1人での解決は難しい
問題の本質は
上司と部下など、立場の違いによる価値観のズレ
その要素は
- 経験不足だけど知識だけある部下
- 気の強い弱いなどの性格的な部分
- 組織としての逆パワハラの認識
- 上司側の能力不足
一般保育士の視点はだいたい狭くて、
最終的には責任を取らなきゃいけない
上の立場は想像でしか分かりません。
分からないんだけどパワハラとか、
労働法規みたいな情報があるので、
権利は主張する。
権利と仕事としての義務を履き違えられて
逆パワハラという結果が出るわけです。
性格的な面もそれを強化します。
若くして園長に抜擢されたような場合
単に下の保育士が感情で従わない
妬みとか嫉妬とかの性格部分も要素として関係してきます。
またパワハラはよく知られてるけど、社会的には逆パワハラはまだまだ知られてない現状。
昔からあったと思うけど、2020年にようやく厚生労働省の文書に盛り込まれたくらい。
だから
同じ内容で上層部に訴えがあった場合、
逆パワハラについての認識がないと
こじれた場合を危惧して
だいたい上司の責任にされる
↑こんな気がしませんか?
パワハラだとして訴えられたり、
部下がダメで懲戒すれば、
不当解雇トラブルに発展したり、
外部の労働組合が介入してきたりね。
3.逆パワハラ問題へ、あなたが中間的な上司の場合に解決のためにやれること
逆パワハラ問題の解決のための具体的に取るべき手順は
逆パワハラしてくる相手には
感情で対抗しないのをベースとしつつ
①適切な相手に相談して内部に味方を確保する
②ちゃんとした研修をして意識を変えてみる
③つけた味方と共に必要な指導をしていく
④可能なら和解を目指す
ダメなら・・4章
↑この順番です。
問題の本質
価値観のズレ
を何とかしたいところですが、
上司のあなたに対応の非がほとんどなければ、
逆パワハラの解決には
部下を変えていく必要があります。
人を変えるのはとても手間がかかり、
成果も相手の動き次第になってしまうので、
一般的な問題解決手順とは違って、
少し回りくどくなってきます。
3-1.適切な相手に相談して内部に味方を確保する
人を変えていくのがあなたの行動になるため、
個人ですべて解決とはいきません。
だからまずは相談が基本。
それもけっこう困ってるなら内部での相談よりも、外部の相談をオススメします。
同じ内容で、逆パワハラ部下も上層部に相談してて、見方を変えたらどっちも正しいこともよくある。
主任の言い方が
怖い感じがするんです。
みたいに部下が相談してたら、
自分の非も一部認めてる部下の思いが採用され、
↑こうなりかねない
だから客観的に判断してもらうのと、
相談のプロである外部を使う。
そこで得たアドバイスを元に、上層部に相談するわけです。
そして味方を確保するのが、このフェーズの目的。
味方を作るには状況を整理して伝えたり、証拠を示す必要も出てきます。(4章)
外部相談窓口はいくつかあるので、
活用してみてくださいね。
職場で困ったとき利用する
外部の相談機関
法テラス(日本司法支援センター)
いじめの解決に役立つ、法律や制度について教えてくれますよ。
みんなの人権110(法務省)
差別や虐待、パワーハラスメントなど様々な人権問題についての相談。かけると最寄りの法務局へつながります。
総合労働相談センター(厚生労働省管轄)
厚生労働省管轄の専門相談機関で、いじめ、ハラスメント、解雇などの悩みを聞いてくれます。匿名性あり
かいけつサポート(法務大臣認証)
間に入ってくれる民間事業者を紹介してくれます。
こころの耳(厚生労働省)
ポータルサイト「こころの耳」では働く方やご家族の方向けにメンタルヘルスに関する相談窓口や医療機関を紹介しています。
いっぱいありますね。
それだけ、いじめられている労働者へは
救いの手が充実していると言うこと。
一人で悩み、狭い職場のなかだけで、
閉じている必要はこれっぽっちもありません。
3-2.ちゃんとした研修をして部下の意識を変えてみる
研修というのはパワハラ研修とか組織運営とかの研修です。
自分がパワハラだと感じたら全部パワハラ
となると思っている人もいますが、
実際はそうじゃない。
正当な業務上の必要があり、
その対応が範囲内ならパワハラにはなりません。
必要な仕事なんて山ほどある。
平均的な労働者がパワハラと感じるかどうか?
客観的に判断をするもの。
そしてこの研修をうけると、
あなた自身も言動を振り返れます。
いちいちパワハラをチラつかせられる度に
ビクビクしなくて良くなる訳です。
研修受けたでしょ。
こんな感じでサラッと流せるようになります。
3-3.必要な指導をするための方法を取る
独りよがりの理由で意味なく反抗してくる部下には、相当の指導が必要になります。
別に保育現場に限ったことじゃありません。
特に保育はチーム戦。価値観の違いはあるのが普通だけど、不当に従わないのは服務違反ともいえます。
①確保した味方を元に複数で指導する
同じ内容を複数の人から言われ、
理由も正当なら従わざるをえなくなります。
正当な指導じゃなきゃ、
本当のパワハラになってしまうから、
そこは注意です。
②曖昧な仕事でなくすため、マニュアルを作る
「上司が気に入らないから」
みたいな理由で従わない人も残念ながらいます。
その場合に特に有効なのがマニュアル化。
単なる服務違反かどうか?基準を明確にするわけです。
就業規則のコピーで配布でもいいかもしれません
「懲戒処分の対象 ①正当な理由なく業務上の指示に従わない場合〜・」こんな記載がだいたいあるからです。
③直接指導して記録をつける
業務記録を相手とあなたが共通の紙で書いて、
責任者に見てもらい、コメントをもらいます。
部下はコミュニケーションが得意でないケースが多く、
なんでこの指導があったのか?
文章を挟むことで客観視できます。
また本当にだめで懲戒する場合でも、
有効な記録にもなります。
記録する内容は
- 日時
- 指導対象となった問題点
- 問題点が業務に与えた影響
- 指導の内容
- 指導に対する対象者の応答
- 責任者コメント
これをあなたじゃなく、責任者の指令でやってもらいます。
で、月に1〜2度は面談してもらうわけです。
④可能なら和解を目指す
ここまでの取り組みで、
部下も客観的に判断できるようになってれば
和解の可能性が出てきます。
あなたがトップだったり、
上層部の味方をつけるのに失敗し、
あなたが一人で対応しなきゃダメなら
和解は難しいかもしれません。
2人職場でこじれたらそれまで・・かも
私は昔、それまででした。
自分が感情で対抗しないこと、
相手に求めず自分から歩み寄ることで、
初めて可能性が出てきます。
4.逆パワハラを解決しようとしたけどだめな場合
客観的に判断して、上司じゃなくて部下の方がダメで改善されなかった場合の対応を書いていきます。
あなたがトップで、上層部のような頼れる相手がいない場合もこの対応になると思います。
4-1.逆パワハラというか服務違反の証拠を集める
パワハラでもそうでしたが、
加害者の言動を記録するのが基本。
さっきの指導記録とか業務日誌に日々記録してあれば、それが証拠になります。
5W1Hを意識して
いつ、誰が、どのような行為をして、
自分がどのような不利益を受けたのかを具体的に。
ボイスレコーダーやスマホの録音も効果的。
状態が極まって診断を受けた場合もそれが証拠になります。
4-2.あなたがトップなら人事権を発動する
だめな社員はクビが普通。
クビにする時にトラブルや損失になるけれど、
雇ってしまったあなたの責任ですね。
痛みを伴う経験になるため、
同じことを繰り返すこともないでしょう。
いいと思って雇ったけど裏切られたエピソードの載ってる成功物語↓
TREASURE犬飼ターボ
4-3.転職も視野かも
どうしょうもない部下のせいで転職も
気が引けるかもしれないけれど、
逆パワハラとかあなたに協力的でない上層部は、
きっとこの先もいろんな状況で、
協力的でないでしょう。
保育士は子どもに向き合ってこその仕事。
余計なしがらみのある組織じゃ、
のびのびと働けません。
5.解決できたあとには自分を磨きましょう
長期的に見て、自分も成長しなきゃいけません。
なぜなら、
下の保育士からみて能力不足だと思われてると、逆パワハラが起こりやすくなるためです。
まあ成長しなきゃ子どもにも不利益が行くから、
維持だけしてればいいって選択肢はないですね。
時代にもついていく必要があります。
現場経験を単に積んでもいいけど、
オススメは本とか学校。
保育士としての専門性を高めるため、
子どもについての知識は当たり前。
それに加えてどんどん入ってくる、
情報量がすごい若い子にちゃんと指導できるためには、保育に限らない全般知識が必要です。
私も学んで大きく成長できたオンラインビジネススクールを紹介しておきますね。
保育士こそ経営の勉強すべき【次世代起業家育成セミナー】の紹介
6.保育現場での逆パワハラ問題の解決まとめ
逆パワハラをしてくる下の保育士へは
感情で対抗しないのをベースとしつつ
①適切な相手に相談して内部に味方を確保する
②ちゃんとした研修をして意識を変えてみる
③ツールを使ったりして必要な指導をしていく
④可能なら和解を目指す。
この順番です。
それでもだめだった場合は、
逆パワハラするような不良社員はクビにしてお別れする方向で動いていきます。
もしくはあなたが去るか。
どんな形でも解決したあとには自分を磨きましょう。
逆パワハラは、上司の能力に疑問を持たれた場合によく起きるからです。
ありがとうございました
よければコメントなどいただけると嬉しいです👇️
本の紹介👇️
トレジャー犬飼ターボ
レビュー
今までたくさんの本を読んで来ましたが、この本は特に印象に残っています。
人間が生きる上で1番大切なことはこれだ!と思う部分が感動的なストーリーによって表現されていると思います。
私自身、この本を読んでからは周囲に対する考え方や人生に対する考え方が変わりました。
非常に素晴らしい内容だったので是非お手に取って読んで頂きたい本です。
マインドが整わない場合、
保育士に限らずいろんな仕事ができません。
それを解決する方法は
- 子ども対応
- 保護者対応
- 事務仕事のやり方
👆️こんな個別技術でなくて、
働くことそのものについての勉強が
必要になります。
保育学校では必要なのに教えてくれませんし、
必要だとも言ってくれないでしょう。
保育学校どころか、大学でも教えてくれません。
なぜなら学校の講師だと
栄養学とか個別知識は知っていても、
働くことそのものについての勉強の有効性を
分かってる人の方が珍しいからです。
個別技術はいくらでも教えるのに、
OJTは現場で長く働いて経験を積め
的な考え方が主流という理由も。
私も悩みながらも何したらいいか分からず、
20年の経験を積んで、
最後の方にマシになった程度。
そんな時間は普通かけれられませんよね。
でも経験値だけに頼るとこうなります。
経験値以外には勉強すればいい
その答えがビジネスの勉強することです。
突拍子もないわ・・
と思うのは普通の反応です。
私も勉強してみるまでは
子どもの心理とか勉強した方がいいと、
考えてたので分かります。
しかも勉強といっても通学の学校では、
実践やマインドというよりも
知識としての学問を学ぶ感じだから、
ビジネスの大学院MBAでも役に立ちません。
現役の経営者がちゃんと教えてくれる
学校でないと意味がないのです。
なぜならビジネスの最高峰の状態は
雇われるのではなく自分で起業をすること。
そこを学ばないと結局お話だけの、
仕事で使えない栄養学みたい知識が増えるだけ。
マインドが整わないから。
反対にビジネスの最高の状態を学ぶと、
それ以下のあらゆる事が分かるように。
だから起業を教えてくれる学校での勉強が
とても有効になってきます。
保育学校や大学で教えてくれないのは、
起業の勉強したことある人なんていなくて、
分からないから。
学び終わって
実感として分かりました
起業を教えてくれる所といっても
- 「ブログで稼ぐとか」
- 「店を経営する」
みたいな個別技術は役に立ちません。
どこで学べばいいのかは、
私が受けた所を紹介しておきます👇️
オンラインで起業を教えてくれる
ちゃんとしたスクールです。
きっかけは現場20年の末に、
ネットサーフィンで見つけて
たまたまクリックしただけ(笑)ですが、
本当に良かったと思っています。
⚫️必要なマインドが整います。
⚫️あらゆる仕事に共通する基礎が分かります。
⚫️独立できる知識までついてくる。
スクールを直で覗いてみたい場合はこちら、
詳しく知りたいかたは私のレビュー記事をどうぞ。