空気読めないあの人はASD傾向かもしれない・・

大人の発達障害、最近よく聞きますね。

一言で言っても特性は様々ですが、
この記事では

  • 融通が全然効かない
  • こだわり半端ない
  • 周りが全然見えない
  • コミュニケーションがうまくいかない

こんな感じのASD自閉症スペクトラム
の傾向がある保育士の同僚にフォーカス。

働けないほどの発達障害は扱いません

ジャム
こんにちは、
経験20年の理系保育士ジャムです。

セラピストでもある私の視点から、【大人の発達障害ASD傾向の同僚保育士】について書いていこうと思います。

  • 保育観が違うのを話し合っても譲れない、
  • こだわりが強くて人にそれを強いる
  • 我が強いなど

程度の差はあっても、
こんなのを誰しも持ってます。

なぜなら基本的に保育士は職人気質、
子どもへの思いが強いというのは

こだわりがあり、
曲げられない思いもある。

客観的に見つめるよりは、
自分の感情で目の前の子を見たい。

こんな感じなので、こだわりが少し強めなだけでも
人とぶつかることが増えてきます。

その程度がコントロールできない
頑張ってるのになかなか難しい、

もっと分かりやすいところだと、
一人で仕事を抱え込んでしまい相談しない

仕事に支障が出てる人もけっこういますね。

全般的ではなくピンポイントの性質なら、
意外に当てはまっている人が多いのです。

ジャム
私もこだわりを持っている部分で
否定されると

イラついて返事しなかったり
(若い頃・・)

相談しないで仕事を進めて怒られたり、
自分では思い当たる節がありますか?

ある意味経験者の私がどんな手順で、
あなたが同僚に困っている状況を
好転させていくのか?

について書いていこうと思います。

同僚に自閉傾向

1.ASD系(自閉傾向)の保育士の事例とよくあるケース

私が系列の学童で聞いた話

同期
掃除機を買ってきてねと
後輩にお店に行かせたら

手ぶらで
帰ってきたんですよ。

信じられない!

こんな話を同期から聞きました。

後輩
店員の態度が
気に入らなかったので、
帰ってきました。

ほかの店に行くとか、
帰ってくる前に連絡するとか、
いろいろありそうですよね。

融通のきかなさは困りますね。

ーーー

違う話で、
作業をやっているときに
こっちのやり方がいいよと
教えても、明らかに非効率なこだわりを捨てない

大筋に関係ない細かいことにこだわってて、
会議が進まない
とか。

空気が読めないで、
言葉そのまま受け取って
冗談が通じないで怒り出すとか

学童くらいの子どもの言ったことを真に受けて、
落ち込んだすることもよくあります。

ごみに埋もれる

相手の立場の想像ができず、
何で相手が怒っているのかも分からない。

暗黙の了解や常識がよくわかっていないので、

常識外のことをしでかしたように見えるけど、
本人はいたって真面目
とか。

他には子どもが騒がしくしている場面では、
音に反応しきれずにフリーズしてしまったり、

我慢の限界を超えて急に休んだりと、
仕事に支障が出ることもあります。

ーーー

ASDでよくあるケースを書きましたが、
すべて当てはまるのではなくて、
人によってかなりバラバラ
です。

仕事に支障が出てたびたび怒られると、
不安や恐怖が強くなって、
鬱になるような二次障害もあります。

2.ASDが疑われる同僚がいる場合の状況分析と、この場合の一番の問題は?

問題の本質

結論を言えば、

  • 言えば分かるだろう
  • 頑張ってくれれば結果が改善されるだろう

👆️こんな期待を周りの人がしているのが、
問題の本質
です。

相手がASDだった場合には、
このような期待は無駄になるからです。

人の性質はずっと生きてきた中で育ったもの。
かけた時間は実に20年とか30年とか。

だから働きはじめて数年の、
職場の人間関係みたいな、
たまに声かけをする程度の薄い関わりでは、
厳しめに指導したところで何も変わりません

期待はいつも裏切られ、
イライラが募るだけでしょう。

ASD傾向の人はこだわりがある分、
特に変わりにくくなります。

変に期待してしまうのは、
相手の特性を理解していないから。

幼児に漢字を書くのを期待しないけど、
小学生には期待する。

できると思っているけれど、
実は無理だったというわけです。

大人の発達障害とは、
普通の大人だと思っていたけれど、
実は診断されてないだけの人もたくさんいます。

【大人の発達障害を知る】特性への配慮で、あなたも本人も幸せに働く

【人に期待しないアドラー心理学】人間関係で悩まない重要マインド

ASDの特性

よくある特性

ASDよくある特性

⚫️コミュニケーションが必要な仕事が苦手

⚫️感覚(雑音や臭いなど)に敏感で苦労する

⚫️人とのやり取りが苦手でうまくできない

⚫️自分のやり方へのこだわりが強い

⚫️急な変更に対して融通が利かない

⚫️馴れ馴れしく、距離感が分からない

⚫️興味関心の幅が狭く、それ以外に興味が持てない

これは期待しようがしまいが、
どうな働きかけをしようがしまいが、

相手の性質なので変わらないわけです

だから具体的にできることを考えるには
特性を知ることが必須。

ASDといっても

  • ぐっと集中して人と交流しない人と、
  • 距離を急につめてくる馴れ馴れしい人、

人によって振れ幅が大きいので、
その人の特性を理解していきましょう。

ジャム
人によって全然違いますよ

どうやらASDじゃないかも。

でも普通の人とは違って仕事に差し支えている。

という場合は違う発達障害や、
もしかするとパーソナリティー障害なども
可能性
としてはあります。

人格障害はこちら

よく分からない場合は、
このような相談先もあります。

本人じゃなくても相談できるのがgood!

心の耳

心の耳

3.自分ができる具体的な解決策は、特性を知っての適切な配慮と通院の勧め

相手の特性を知ることについては、

仕事をある程度一緒にやってきて、
ちゃんとした知識を持って冷静に考えれば、
けっこうな精度で特性が分かるでしょう。

ですが、
ちゃんとした知識というのが難しいですよね。

けれど普通と違うというのだけは分かる。

私もASD傾向の人ってかなり出会ってきました。

ここ掃除しといてで、
ゴミだらけなのに「終わりました」

こんな人がいるかと思えば、

5分の予定が30分たっても終わらない。
見に行くと、楊枝で汚れをほじってる。

そこまでやらなくていいよ。。

人によって特性はバラバラ

ADHD傾向とも共存するので、
なかなか素人には難しいんです。

苦手

だから基本的には通院を勧めてみます。

完全に同列の同僚だとさすがに言いにくい。

よほど仲良くないと機会もないと思うので、
上司に相談して言ってもらうのが定石

自覚していれば受け入れやすいかもしれませんが、
ASDの方はある意味頑固。

言われても認めない人もASDタイプには多いので、
実際にあなたや周りの人が困惑しているのなら、
業務命令的に行ってもらう判断も必要かも。

実際に診断が出たなら、

始めこそ落ち込むと思うけれど、
結果的にスッキリします。

職場の仲間にも知ってもらい、
カミングアウトして配慮をしてもらう。

ある人
えー、
大人の世話までするの~

マイナス感情を持つ人もいるかもしれませんが、
それを抑えるためには、

職場としてのサポートを明言してもらうこと。

本人も楽になるでしょう。

悩み解決

あなたがちょっとだけ上の立場なら、
実際に勧めるのもあなたの役目かも。

回りくどく伝えるとよく分からないので、
配慮しつつもキッパリと言い切るのがコツです。

上の人の台詞

👇️

言いにくいけれど、あなた変わってますね
もしかしたらASDの傾向あるかもしれない。

といいつつ
ASDの特性を示す。

一緒に働いてきて、
あてはまるのがいくつかあると思うけど、
自分ではどう思いますか?

頑張ってるのになぜかうまくやれない人、
私は何人も出会ってきましたよ。

珍しいことじゃないから、
落ち込まなくてもいいんです。

職場として配慮したいと思っているけど、
ポイントがよく分からない。

自分でも悩んでるじゃないかな?

だから一度受診して見てください。

私も一緒に行きます。

医者ならアドバイスくれるだろうし、
苦手な部分がはっきりしたなら、
職場としてもサポートがしやすくなります。

こんな感じで傷つけない配慮をしながら、
半ば業務命令的にでも通院を勧めてみましょう。

すすめ

私の勤務していたところの法人はちゃんとしてて、
施設長も人格者だったので、
忙しいにも関わらず一緒に通院をして、

職場としてできるサポートを、
医者に聞いていました。

定期検診にもたまに行って、
職場としてサポートを明言。

カミングアウトは必要ですが、
それくらいやってくれるなら、
拒む人はいないでしょう。

実際に現場レベルでは対応に困り果てて、
施設長ではなくさらに上の
法人からの指令で受診した人もいます。

結果的にポイントが分かり、
本人も自覚することができて、

以前は頑として受け入れなかったのに、

同僚保育士
こだわり出てるよ
本人
あっ、すみません(笑)

冗談混じりに会話できるようになった人もいます。

具体的にやれること

①特性の理解を職場で共有する

②なんとか通院をしてもらう

できれば上司が付き添う

③必要なサポートを受診結果を踏まえて考えてみる

悩み解決といっても、
大人の発達障害全体でのサポートが必要なので、
あなただけが動いて解決する
性質のものではありません。

そのために医者の力を借り、
施設トップやさらに上の力も借りるわけです。

逆に言えば、
職場の理解を得られないまま働いて、
職員一人だけ、あなただけが奮闘したところで、
状況は改善しません。

職場の雰囲気にもよるところですね。

空気読めない
職場の雰囲気次第

4.ASDの、その人の特性を理解をした上でできるサポートの例

ASD傾向がある人にどんなサポートができるか
の例を書いていきます。

シングルタスクでやってもらう

ASD系の人は興味の幅が狭いため
視野も狭くなりがち

結果的に複数の仕事を
同時並行的にやるのが苦手な場合があります。

だからこそ、同時にタスクを振らないことが、
大切な配慮ポイントになります。

子どもへの指示は多くても2つですよね。

保育士
これしたら、あれしてね

順序だててもこの程度。

同時に「これとあれして」
なんて指示は出さない。

子ども相手と同じことをするだけです。

配慮をするだけ

不得意を求めない

ASDによっての不得意は、
頑張っても改善されないことが多いです。

苦手でも乗り越えろ!
って言いたい気持ちは分かります。

だけどよほど余裕があれば別だけど、
基本的には得意なことに集中した方がいい。

別に障害あるなしに関係ないけれど、
ASD系の人には顕著。

特に人の気持ちなどは想像しにくいため、
保育現場では保護者対応は他な人がやるとかも、
ありえるサポートになります。

ピアノ苦手な人に演奏しろと言っても
無理なのと同じこと。

自分でやってみようという気になるのではなく、
外からは、苦手を本人に求めないように。

嫌だ

具体化と明文化、経験値をためる振り返り

  • もう少し待っててとか、
  • 適当にやっといてとか、

あいまいな指示をだすと、
時に思いがけない結果が返ってきます。

だから10分待ってくださいとか、
椅子をこれ以外全部片付けてくださいとか

具体的な指示を心がけます。

また暗黙の了解ではなく、
明文化
することも効果的です。

ただ全てをマニュアル化できないのが
保育現場の仕事なので、
経験値をためるための振り返りを、
その人だけ多くとるといった配慮
が有効です。

ASDには記憶力はよい人が多いので、
一度乗り越える経験をすれば、
次回からは大丈夫になってきます。

経験の少ないうちはよく分からない
普通の人のしない判断をしての失敗が
ASD傾向の人だからです。

ジャム
OJTを丁寧めにやるだけ

感覚過敏にはできる配慮を。

子どもがわんさかいて、
動き回っている年長クラスよりは、

動きの少なくて静かめの低年齢クラスにするとか。

聴覚過敏なら事務の時は耳栓してもいいとか、
特性が分かれば配慮も可能ですね。

集中できない

5.ASDの人へのサポートは適切か?の検証を職場として行う

その人の特性理解は、
受診してもらえばだいたい正確に把握できます。

できるサポートをしてみて、
ちゃんと効果があるのかを検証
していきます。

あなたの立場にもよりますが、
同僚として一緒に働いていて、
まだミスが多いとか。

あくまでも子どもの支援が本業で、
同僚の支援はサブなので、
サポートが負担になりすぎていないか?
も考えてみます。

その人が苦手な仕事は周りの人が担うので、
バランスはどうか?とかね。

基本的には得意なものに専念してもらうのが、
全体としては一番効率的です。

正当化し

6.保育士仲間がASD(自閉傾向がある)かもしれないときの解決手順まとめ

ASDの同僚に悩んでいる問題の本質は、
その人の理解が足りないことにあります。(2章)

だから解決手順は

解決手順

①まずは発達障害を知る。

②本人の理解をするために分析

③職場としてのサポートを明言し、

④通院をしてもらう(3章)

⑤実際にできるサポートをしてみる

※実際のサポート例は4章

⑥効果的なのかを検証(5章)

自覚できないパーソナリティー障害とは違い、
診断されていない大人の発達障害の場合は、

私が見てきた限り、
基本的に頑張っているのにミスが多くて
悩んでいる真面目な人が多いです。

ASD系の人には真面目だけど空回り、
二次障害で落ち込みやすかったりします。

新卒で入ってきた人に通院してもらったら、
診断が降りたケースを、
何件か目の当たりにしてきました。

パート職員だとそこまで手厚くなくて、
できる仕事をやってもらうだけも多い
です。

でも常勤職員だとそうもいきません。

得意と不得意が極端でも、
得意については並外れた能力がある場合も
少なくありませんね。

医者

受診して診断がはっきりすれば、

始めこそ悩みますが受け入れてスッキリし、
薬も出て、ここぞという時の備えや、
回りからのサポートも得やすかったですよ。

理解してれば期待もしないし、
無理そうな仕事も振らなくなる。

同僚保育士
そんな仕事振っちゃダメだよ

配慮の輪が広がります。

ただ、ハンデを抱えたまま仕事ができる職場は、
出会いがないと難しいかもしれません。

チームメンバーにASDの人がいたとして、
周りの一人が、あなた一人が悩んでも、
解決できる問題じゃない
からです。

上司の理解が得られないような施設では、
最終手段としては
転職を勧めるのもやむ無しかも。

ジャム
ここまで読んでいただき
ありがとうございました

よければコメントなどいただけると嬉しいです👇️

目次へ

本の紹介

文中で紹介したリンク👇️

その他の人間関係の悩みの記事

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事