基本的には年上に敬意を払う
あなたの悩み状態は
・年上の後輩が入ってきてなんかやりにくい
・年上ってだけで指導しにくい気がする
・舐められないように引き締めていかないと!
こんな感じでしょうか?
私もたくさんの年上の新人や人生の先輩、他から流れてきた人をたくさん関わって指導してきたからよく分かりますよ。
相手が年上ってだけでも、新卒とは違った指導の悩みがありますね。
経験20年の理系保育士ジャムです。
セラピストでもある私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、
【年上の後輩保育士との関わり方や仕事の指導】←今回はこれを解決していこうと思います。
実はこの場合問題の本質は
相手の年や経験を気にしすぎ
ということだけです。
それに関係してくるのは
①新人教育のやり方が定まってないこと
②単純な知識や経験が相手のほうが深くて引け目を感じてしまうとかのあなた自身の不安
マニュアルもなく、保育業界は感覚で指導しなきゃいけない施設ばかりだからってのもあります。
でも仕事としては、教えるべきことは誰が相手でも変わらないはず。
そもそも新卒新人だとしても、敬意を払って接してるでしょう。
この記事を読むくらい真面目なあなたは、横柄な態度なんて取ってないし、はじめからタメ語なんかでは話してないと思います。
慣れてきたら別かもしれないけど。
だからやることは変わらなくて、
敬意を払いつつ教えることは教える
具体的には
気に入らなくても感情で対抗ない
よく言われることへの返しを考えておく
悩んだら相談して客観的な意見をもらう
マニュアル化もしておく
とるべき行動を理由付きでコツも書いているので、
短期間のうちにやってみることがハッキリとし、あなたの悩みが解決に向かうと思います。
ちなみに相手の態度があまりにダメなら、
年齢とは別問題です。
1.年上の後輩保育士に指導しにくいと感じる一番の問題は、心構えとやり方が定まってないから
2.年上の後輩保育士へ関わるときのマインドは年上としては敬意を払いつつ、職場の先輩としては教えていく
- 3-1.気に入らなくても感情で対抗しない
- 3-2.よく言われることへの返し方
- 3-3.悩んだら相談して意見をもらう
- 3-4.マニュアル化もしておく
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1.年上の後輩保育士に指導しにくいと感じる一番の問題は、心構えとやり方が定まってないから
年上の後輩保育士の関わり方に、悩んでしまう問題の本質は
●年上に接する心構えと、職場先輩としての心構えの両立に迷い
●新入職員を育成する手順がはっきりしてない
この2つです。
1つ目
年上に接する心構えと職場先輩としての心構えの両立に迷い
- 相手が年上(多分経験豊か)なのと
- あなたが職場では先輩である
↑これはいくら考えて変わらない事実ですね。
だからそのまま受け入れる。
その上で何ができるのか?を考えていく。(次章)
①「私の方が先輩だから」
②「相手が年上だから」
どちらかに偏ってしまうと
・不要な遠慮と距離感ができたり
・年上だけど後輩って??アンバランスさに混乱しちゃう。
指導しにくいのは2つ目の本質
新入職員を育成する手順がはっきりしてない
職場にはいろんな人が入ってくるけど、定まった育成手順はありますか?
年上に限らず、それがないことが戸惑いの原因ってのがとても多いんです。
ただ注意がいるのは、相手の態度に問題がある場合です。
私は幼稚園で長く勤めてたし
余裕ヨユウ。
若い人よりできるはずだわ。
学校卒業して数年の子に
教えてもらうことなんてないわ。
↑こんな感じ。
甘く見てたり、勘違いしてる人はやりにくい。
でもそれは年上とか関係なく、相手の態度の問題なので別。
たまたま態度の原因が、
相手が経験があると思っていて、
あなたが下に見られてること
人格的に問題があったり、
性格的に独りよがりだったり、
態度がよくない一点では、
原因なんてどうでもいいですよね。
私も現場にいた頃は、
問題を起こして退職したり、口だけでまるで働きの悪い人は、どんどんやめていきました。
いくら話しても変わらない、改善の余地のない人は高齢者寄りの年上後輩に多かったですね。
まあそんなのは、採用失敗した人事権のある人の責任。あなたのせいじゃない。
まとめると
●性格もあるけど職場の先輩としては自信を持ってよいこと
●年上という事実からは、通常よりも丁寧めな敬意を払うこと。
両立が必要。
そして態度が悪い場合はのは相手が年上かどうかには関係ない
というわけです。
2.年上の後輩保育士へ関わるときのマインドは年上としては敬意を払いつつ、職場の先輩としては教えていく
章のタイトル通り、
年上としては敬意を払いつつ、
職場の先輩としては教えていく
↑これです。
後輩といえど年上なら、当然敬意は払うべき。
新卒の新人よりも丁寧に接しなきゃいけないのは当たり前です。
特定分野や色んな面で豊かな経験があるし、人生の深みも違うと思います。
保育士としての知識ですら、職場の外や一般的な知恵ではかなわないかもしれません。
それは素直に認めて、教えを請うくらいでもいいんです。
単純に相手の経験や知識が多いなら、
あなたができる学びは相当深くなるからです。
しかも他の場所での経験があるってのは、
事実として相当な強み。
保育業界に長くいるほど一般的な仕事とは常識が離れる=保護者の視点から離れてしまう傾向にあります。
主任をすっ飛ばして園長に直談判とか、普通の会社ではあり得ないことが、まかり通ってたりしますよね。
外からやってきた経験豊かな人は、
そこを気づかせてくれる貴重な人ともいえます。
ただ年上だからといって、全て受け入れる必要もなくて、客観的に考えてみることも必要です。
「普通は〜」
みたいに言ってくる人も
多々いるからね。
まあ基本的には敬意を払うことが大切。
一方で、その職場内ではあなたが先輩というのも事実。
社会的に見て疑問は残るけど、今この施設でできることは決まってる。
とりあえず教えられることは教えていきますよね。そこは遠慮しちゃだめなところ。
1章で少し書いたけど、相手の態度がダメとかは別問題になります。
まとめると
敬意を払いつつ教えていくマインド。
「払う敬意」がちょっと増えるだけのイメージです。
3.後輩保育士への具体的な指導の仕方やコツを解説
極論、丁寧めに敬意を払うだけで、相手が年上でも年下でもあなたがやることは基本的には変わりません。
気に入らなくても感情で対抗しない
よく言われることへの返し方
悩んだら相談して客観的な意見をもらう
マニュアル化もしておく
3-1.気に入らなくても感情で対抗しない
これは誰に関わっても同じですね。
保育士は感情労働なので、子どもと同様に保育士の感情も揺さぶられやすい。
だからこそ意識しておかないと、失礼な態度を言葉だけじゃなくて出してしまうこともあります。
3-2.よく言われることへの返しを考えておく
相手が年上で別のとこでの経験者の場合、
よく言われることがあります。
というか、「あるある的に」決まってます。
それは
- 前はこうだった
- 勤めてた園だとこうだった
- 普通はこう
↑こんな感じの発言があったなら、返しは決まってます。
理由があって別の方法を取ってるなら、ちゃんと説明すればいいですね。
理由なく、後輩の言ってきたのが理にかなってるなら、検討したらいい。
また、単に昔話なら、
今はこうなんですよ
こんな感じで流すのも可です。
検討してみますね、で返事をした場合は、
放置しないでちゃんと時間をおいて返事するように。
いい加減だなって思われちゃいます。
3-3.悩んだら相談して客観的な意見をもらう
口だけで動かない人は高齢者に多い。
実際に年が上なだけの、動きの悪い後輩ってたくさんいます。
そんな人たちは年齢ではなくて、その性質として別記事で書いてます。
【保育士の後輩が動けなくてイライラ】新人が指示待ち・同じミス
基本的には年齢が上なのを傘に着て、不遜な態度をとるようなのは上司に相談必須。
保育園でもたまにいるけど、学童クラブなんかだと多くなる不思議。
軽い感じなら職場内で完結するけど、
難しすぎる場合は外部相談機関なんかも使ってみましょう。
職場で困ったとき利用する
外部の相談機関
法テラス(日本司法支援センター)
いじめの解決に役立つ、法律や制度について教えてくれますよ。
みんなの人権110(法務省)
差別や虐待、パワーハラスメントなど様々な人権問題についての相談。かけると最寄りの法務局へつながります。
総合労働相談センター(厚生労働省管轄)
厚生労働省管轄の専門相談機関で、いじめ、ハラスメント、解雇などの悩みを聞いてくれます。匿名性あり
かいけつサポート(法務大臣認証)
間に入ってくれる民間事業者を紹介してくれます。
こころの耳(厚生労働省)
ポータルサイト「こころの耳」では働く方やご家族の方向けにメンタルヘルスに関する相談窓口や医療機関を紹介しています。
いっぱいありますね。
それだけ、いじめられている労働者へは
救いの手が充実していると言うこと。
一人で悩み、狭い職場のなかだけで、
閉じている必要はこれっぽっちもありません。
3-4.マニュアル化もしておく
新人教育が、教育係になった人に一任されるんだけど、
方針みたいのが一切ない!
↑こんな現場はいっぱいありますね。
保育士の仕事、マニュアル化が難しくて臨機応変さが必要な場面が多いって理由もある。
でもそれにしたって、
- 何を指導するのか
- どの順番で教えるのか
- つまずいたらどうするか?
これらが全くないと、
時に成果の思わしくない新人を前に、
リーダーが潰れます。
相手が年上の後輩とか、
ちょっとクセのある場合はもっと困る。
といったところで、
「施設に新しくやってきた人へはこれ」
っていうマニュアルみたいのを、
どこかの時点で作っとくとかなり楽になります。
なかなか経験数年の立場だと難しいんですが、
あなたが結構上の立場になった場合には、
ぜひ施設としては取り組んでみてください。
4.年上や別施設の経験者には知識やスキルではどうしても引け目がある。この解決方法とは
保育業界からの転職者には、知識じゃかなわない事も多いでしょう。
それはある意味宿命。
なぜなら保育士とは、一生成長し続ける性質の職業だからです。
毎日子どもに関わっていても、
あったんじゃないかな・・
こんなやり方もあるの?
学べば学ぶほど、スキルや知識が上がっていきます。
だから先にやってた年上の人が、前に行ってるのは当たり前。
そこはあなたも成長していく他はありません。
だから結果的に、いつまでたっても先輩に追いつけないこともよくあります。
しかし。
それとは別次元で成長できる方法を、私は知ってます。
ここ数年で知りました。
それは「仕事そのものの勉強をすること」
完全な別業種から転職してくる人って、あまりいませんよね。
保育士は保育業界で育っていくのが一般的だから、自然と似たような感じになってきます。
持ってる知識やスキルも、上手い下手はあっても基本的には同質なんです。
だけどより広い視点で考えると、
保育業界って単なる一業種。
だから仕事そのものの知識が役に立たないはずはありませんよね。
しかも周りの保育者は、現場上がりの主任や園長などの管理職含めて、「仕事そのものの勉強」なんて誰もしたことはありません。
だからこそ、あなたがそれをすることで、
あなたの施設で唯一無二の知識とスキル保持者として、別次元でレベルアップできてしまいます。
このあたりのことを、こちらの記事で解説しています。
保育士こそ経営の勉強すべき【次世代起業家育成セミナー】の紹介
5.年上の後輩保育士との関わり方まとめ
いかがでしたか?
年上の後輩保育士の指導に悩むってのは
相手の年や経験を気にしすぎ
ということだけでした。
なんで気にしちゃうか?に関係してくるのは
- ①新人教育のやり方が定まってないこと
- ②あなた自身の不安
マニュアルもなく、保育業界は感覚で指導しなきゃいけない施設ばかりだからってのもあります。
でも仕事としては、
教えるべきことは誰が相手でも変わらないはず。
その相手が年上ってなら、
敬意を払いつつ教えることは教える
(2章)
具体的には
気に入らなくても感情で対抗ない
よく言われることへの返しを考えておく
悩んだら相談して客観的な意見をもらう
マニュアル化もしておく
別のところで経験を積んできた年上の後輩保育士には、
適切に関わってその人の経験を生かしてもらえると、あなた自身も、とてつもない学びができるでしょう。
参考になったら嬉しいです。
ありがとうございました
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